
小説家になろうが小説サイトとして躍進した理由のひとつが感想欄でもあります。
他の小説投稿サイトでは、感想欄のきつさが目立つことも多かったですし、酷い時には荒らしが発生することもありました。
対して、小説家になろうの感想欄は基本的にフレンドリーで、作者に優しいところが受け入れられたという背景があるんですね。
そしてこの空気は現在も続いています。きつめの感想がゼロではありませんが、感想を書くならプラス面を書くのがおすすめです。
感想欄の使い方次第で、自作品への誘導ができるメリットもあります。今回は小説家になろうでの感想の有効な使い方について見てみましょう。
小説家になろう感想の使い方
まずは小説家になろうの感想の使い方をまとめておきます。
【小説家になろう感想の使い方】
- 最新部分の本文・後書きの下から書く
- 感想を受け付けない設定も可能
- ログインでの書き込み制限も可能
- 「良い点」「気になる点」「一言」のひとつ以上を入力
大まかにはこのような感じですね。
基本的には感覚的に使えて、そこまで迷うことも無いかと思います。
感想の受付設定
小説家になろうの感想受け付けは、設定したい投稿小説の小説情報編集ページから行えます。
中段辺りに「感想受付」があるので、そこでいずれかを選んでください。
デフォルトの「感想を受け付ける」だとログインしているユーザーのみが感想を書き込めるので、これがバランスの良い状態でもあります。基本的にはいじる必要はないでしょう。
そして、感想を返せない事情があったり、感想欄が荒れてしまった場合は「感想を受け付けない」に変更するのが対策ともなります。
ログイン制限なしでの感想受付は、荒れる可能性もありますが、感想を増やすことにも繋がるので、ケースによっては開放もありかもしれません。
状況に応じて感想設定を変えてみてください。
感想には何を書く?
小説の感想に何を書くかというのはひとつの悩みポイントでもありますが、そこは運営が用意してくれているテンプレを活用しましょう。
感想を書き込むには、「良い点」「気になる点」「一言」のどれかひとつ以上を入力しなければなりません。
もちろん3つ全て入力するのもいいでしょう。
【感想に書き込む内容】
- 良い点:面白かった点やどこが良かったのか
- 気になる点:指摘やアドバイス。誤字脱字報告など
- 一言:具体的にではなく軽めの感想
これが全てではありませんが、概ねこのような分け方になります。
「面白かった」の一言だけでも作者は嬉しいものですが、そこに「○○がかわいかった」「~~の展開が良かった」等の具体的なポイントを書くと大きなモチベーションの元ともなります。
長文で褒め殺された時には、本当に小説を書いていてよかったなと思う時でもありますよね。
逆に避けた方がいいのはネタバレ的な感想です。これから続きを読む読者さんもいらっしゃいますし、過度なネタバレや展開予想を書きこむのは避けてください。
そこは、他の方がどのように書いてるのかを参考にするのが一番でもあります。
感想の返信はどう書くべき?
少し悩みどころなのは、作者側が感想にどう返信をするこということです。
返信は義務ではありませんが、返信すると次の感想も入りやすくなりますし、それがブックマークへも繋がっていきます。
ちなみに、書いた感想や書かれた感想の一覧は、小説家になろうユーザーページから確認することができます。
返信として無難なのは、「感想ありがとうございます。すごく嬉しいです」的な内容ですが、そこに作者ならではの味も加えると感想欄は伸びやすいです。
感想欄もブックマーク獲得のひとつとして意識してみてください。
味としては、そこを書く際に悩んだ時の気持ちでもいいですし、考え方や裏話的なものを漏らしていいでしょう。
もちろんネタバレにならない程度という前提ですが、作品の裏側を見れるというのは読者にとって特別感があるものです。
感想が多くなりすぎると丁寧な返信が難しくなるかもしれませんが、そこを乗り越えてこその好感度でもあります。
そこも楽しさと捉えられれば全く苦ではありませんし、作者の人柄が大きく出る面でもありますね。
ブックマークというのは、作品だけではなく作者に対しての好感度や親近感から付くということも意識してみてください。
お気に入りユーザーに入れてもらえば、次回作のブックマーク獲得にも大きな力となってくれることでしょう。
感想を書くとブックマーク獲得のメリットも
読者側が感想を書くメリットは、作者との交流だけではなく、好きな作品をもっと更新してほしいという応援の面もあります。
ただ、感想欄を上手く使うことでしっかりと読者側にもメリットがあることを意識してください。
作者は、感想を入れてくれた読者の名前からユーザーページを見てみることが多いです。
そしてその読者さんが面白そうな作品を投稿していれば、もちろん読んでみる可能性も高いでしょう。当然ブックマークも入りやすいです。
感想を書くとブックマークが入りやすいという流れになるんですね。
こうやって感想回りをするだけで、自作品へのブックマークの種まきともなります。
これは新着情報一覧から見に来てくれた人からよりもブックマーク獲得率が高く、割とすんなりとブックマークが貰える傾向でもあります。
面白いと思った作品にはぜひ感想を書いてみてください。
fa-arrow-circle-right小説家になろうランキングに入るための7つの攻略ポイント
感想が貰えないなら
感想を入れてほしいけど入れてもらえないなら、どこかきっかけが必要かもしれません。
感想がゼロの状態で、最初の1個目の感想を入れるのって何か抵抗があるんですよね。
まだ作者の人となりがわからなく、どういったコメントにどういう反応が返ってくるかわからないんです。
誤字脱字報告の感想が一つでも入って、それに対して「ありがとうございます!すぐに修正させていただきます!」なんて返信があるだけで、次の感想も入れやすくなるのは間違いありません。
かといって、わざわざ誤字脱字を作るのもなんなので、後書きや活動報告で「ブックマークありがとうございます!感想や評価などもいただけると嬉しいです」的な内容で人柄を出してください。
人柄が少し見えるだけでグッと感想は入れやすくなるはずです。


小説家になろうの感想についてまとめ
小説家になろうでの感想についてでした。
どのくらい感想を書くかは意見が分かれるところでもありますが、基本的には感想は好む作者さんが多数派です。
面白いと思った作品が感想欄を開放しているなら、どんどん感想を入れてみてください。
批判意見は少な目ですが、好きな作品が変な方向に行っている場合は一言の苦言を呈するのもいいでしょう。
・感想は気軽に
・批判意見は弱めに
・メリットは交流が増えること