
ライトノベル作家・小説家になるために、いきなり専業というパターンはなかなかリスキーです。
ニート(無職)から作家になる場合は、専業に近い状態でもあるんですけどね。
現実的に考えると、仕事をしながらの兼業作家か、学生をしながらというケースが多いのではないでしょうか。
そして、兼業をするにしても副業選びが重要になってきます。執筆時間を確保しつつ、作家業を底支えできる副業を見ていきましょう。
目次
兼業作家の仕事事情
兼業作家のパターンは様々です。
【兼業作家のパターン】
- 仕事をしながら(忙しいけどお金は余裕あり)
- アルバイトをしながら(時間もお金もバランス良し)
- ネットで副業をしながら(時間はあるけどお金に不安)
- 学生をしながら(時間があってお金に不安も無し)
兼業作家としてはこのパターンのいずれかになるのではないでしょうか。
作家として執筆時間を確保しなければならないのですが、兼業作家の場合は仕事との両立が難しい点でもあるんですよね。
かと言って、仕事を止めてしまうと金銭的な不安が出てきますし、それはそれで執筆作業への悪影響ともなってバランスが難しいところです。
結論から言うと、時間の確保できる仕事をしながらお金をやりくりして、作家としての収入が見込めるようであれば専業に移行するのが理想となってきます。
そこで時間が確保できて、お金も稼げる副業を考えてみましょう。
兼業作家おすすめの副業は?
仕事をしつつの兼業作家も多いかと思いますが、副業をしながら作家を目指す本気度の高い方もいらっしゃるでしょう。
その場合は、執筆時間を確保しつつも最低限のお金を稼ぐ必要があり、在宅勤務ができて文章で稼ぐという選択肢がおすすめです。時間の確保と文章力向上の両面ですね。
そしてこれを満たすおすすめの副業は文章作成やライティングで、ネットでの外注依頼(クラウドソーシング)がおすすめです。
【兼業作家におすすめの副業】
- 文章作成とライティング業務
- 在宅勤務で文章力向上も見込める
- ネットで完結
- ブログ運営もおすすめ
ネットでのライティングの需要は高く、常に外注依頼がありますから兼業作家としての収入を底支えしてくれることでしょう。
副業を探すには?
副業としてのクラウドソーシングを探すためには色々ありますが、応募から依頼、振込までがネットで完結するサイトがおすすめです。
特に安定的でおすすめなのは、クラウドソーシング最大手のひとつ「クラウドワークス」と、好きやスキルを売れる「ココナラ」で、ここでは様々な外注依頼が集まっています。
文章作成やライティング需要も高く、比較的気軽に仕事を請け負うこともできるので、この2サイトはぜひチェックしてみてください。
ココナラは、自分ができることを書いておくと誰かがそれに対して依頼をしてくれる形式で、近年人気急上昇の仕事形態です。
fa-arrow-circle-right日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」
fa-arrow-circle-rightTVCMで話題のココナラ
小説ブログも副業としておすすめ
ライティングの外注委託を受けるのではなく、自分でブログを運営してしまうのもおすすめです。
ブログで本やライトノベルの紹介しながら広告収入を得て、同時にそのブログで小説を連載するという小説ブログだと一石二鳥です。
【小説ブログのメリット】
- 広告収入が得られる
- 規約にこだわらず様々な内容が書ける
- 小説投稿サイトの隆盛に関係ない
- 小説投稿サイトとの併用でアクセスアップ
- 小説以外も書ける
- 信頼性向上
- サイト運営スキルが身に付く
ブログ運営をして、そこに小説を載せるメリットはこれだけのものがあります。
ブログで大きな収入を得ている方も少なくないですし、小説家の文章力があればそれも遠くないでしょう。
兼業作家の気になる書籍化についても小説投稿サイトとの併用で何もデメリットはありませんし、むしろ自前サイトを持っているというのは信頼面でもプラスに働きます。
小説投稿サイトの作品や作者ページからのリンクでブログへの導線も引けますし、ネットで小説を書いているのならブログを書かなければ損をしていると言ってもいいくらいです。
fa-arrow-circle-right小説家になろうとカクヨムの同時掲載と重複投稿
サイト運営スキルを身に付ければ様々なネット展開もできますし、副収入だったものが本業の収入を超える可能性も低くありません。
ブログ運営を副業のひとつとしてみるのもおすすめの方法です。
小説ブログの書き方と始め方についてはこちらで掘り下げているのでぜひご参考ください。
参考小説ブログの書き方【副収入からアクセス稼ぎまで】
兼業作家は多い
兼業と仕事の境目で悩んでいるのはあなただけではありません。
ネット小説サイトの一般化で兼業作家業はやりやすくなりましたが、その分、兼業作家の数も増えているんですよね。
【兼業作家が増えている理由】
- 専業の収入もそこまで多くない
- ネット小説で兼業作家がやりやすい
- ライトノベルは学生も書いている
ライトノベルや小説の執筆専業で長期間食べていけるだけの収入を確保するのはなかなかに難しく、兼業作家は意外にも多いものです。
1作品が1万部で600万円の売上だったとすると、印税10%契約で60万円の収入ですから、コンスタントに作品を書き続けるか、ヒット作品を当てるかしないと専業で食べ続けるというのは不可能です。
なので、仕事をしながらライトノベルを書くというケースが現実的でもあるんですよね。
現実的には、仕事の空いた時間に小説を書く方が多数派かとは思いますが。
ネット小説の普及でラノベ兼業作家の時給が高い
従来だと、ライトノベル新人賞や大賞に入選をしてからの作家生活の始まりでしたが、小説家になろう等のネット小説サイトの台頭で兼業作家生活のハードルは下がりました。
仕事という本業があったうえで、空き時間にライトノベルを書くというバイト感覚ですね。
ブックマーク1万越えの作品を書けば書籍化も夢ではありませんから、これで60万円の収入と考えると600時間使っても時給1000円はキープできる計算となります。
まあ、その書籍化のハードルがあり、それまでは別の副業で収入を得る必要があるんですけどね。
校正作業が無いものとして、リサーチ時間も趣味として考える場合なので、時給6000円は現実的な数字ではありませんけどね。趣味を兼ねたバイト(副業)としては割がいいのではないでしょうか。
一度書籍化すると次作品も書籍化しやすい
ブックマーク1万越えというハードルはありますが、一度書籍化できると次回作からの書籍化ハードルが下がります。(読者の期待度は上がりますが)
書籍化作家という名目が付いて、その人が公開した作品は初期ブーストがかかりやすいですし、作品が埋もれることはかなり減り、このアドバンデージは大きいものとなるでしょう。
fa-arrow-circle-right小説家になろう勝手にランキングとおすすめのランキングサイト
毎作品が書籍化できて時速1000文字で書けるのなら、上記の時給6000円という数字も夢ではありませんし、そこからヒット作品が飛び出せば一桁上の数字までもが見えてきます。
最初に書籍化するまでは大変ですが、その後の流れに乗れば、仕事の空いた時間に作品を書くという悠々兼業作家ライフが開けてくるはずです。
そして、そこからの専業作家を選ぶかどうかは、覚悟とそれぞれの背景による面が大きいでしょう。
会社員の兼業作家は副業として問題ない?
兼業作家として少し気になる問題が、会社員として本業があって小説でも収入がある場合、これが副業として問題ないかどうかという点でもありますよね。
【兼業作家の副業問題】
- 会社による
- グレーゾーン
- 聞けばNGと言われるケースも
- 会社に迷惑をかけなければほぼ問題なし
ただこれは結論から言うと、会社によるとしか言えません。
会社としてはアルバイト・副業を禁止するとあっても、特に問題がない場合も多いです。(本業と競合しない、守秘義務を破らない、本業を圧迫しないということが大前提ですが)
聞けばNGと言われるけど(大っぴらにOKとは言えない)、聞かなければ特に問題がないというケースが大半な気がします。
これは会社の人にオフレコで業務時間外にさりげなく匂わせてみるのがいいのではないでしょうか。
黙っていればわからないケースがほとんどかもしれませんが、収入が大きくなって確定申告をしなければならないケースだと予め雰囲気ぐらいは掴んでおきましょう。
高校生大学生のライトノベル作家は?
ライトノベル兼業作家パターンに学生というケースもあります。
中学生、高校生、大学生というのはライトノベルのメイン読者層でもありますし、読んでいたら書きたくなるというケースも多いでしょう。
⇒ライトノベルが好きなら読む側から書く側になって趣味を収入にしよう
高校生でも小説家になろう等のネット小説サイトに投稿することはできますし、新人賞や大賞に応募することもできるので(保護者の同意が必要ですが)特段のビハインドはありません。
知識量というビハインドはありますが、同世代の共感を得る作品を書けるというアドバンデージの方が大きいはずで、お金に追われないうちにどんどんと小説を書いていって欲しいものと思います。
遠方地からのラノベ書籍化は?
兼業作家としてやっていくには、従来の所在地を変える抵抗が大きいと思います。
ただ、現在ではネットでのデジタルデータのやり取りが主流ですし、首都圏以外の遠方地からでも書籍化は問題ありません。
信頼という面で、直接の顔合わせをできるに越したことはないんですけどね。
人気作品に書籍化の打診が来て、校正作業を行った後に製本されるという流れで、顔合わせをしなくても書籍化までの流れは可能です。
⇒ライトノベル書籍化までの流れ
専業作家になるタイミングは執筆時間の圧迫で
兼業作家だとなかなか執筆時間が取れません。そして、執筆時間が取れないから作家へのチャンスも少ないというジレンマですね。
ただ、焦ってはいけません。
【専業作家になるタイミング】
- 小説で収入の見込みが立ったら
- 安定的な収入源を確保できたら
- 執筆時間がどうしても確保できなくなったら
仕事終わりに健康的な執筆時間を少しずつでも確保しつつ(睡眠や体力を削ってまで執筆するのは良い作品を生み出せません)専業になるタイミングを待ちましょう。
専業になるタイミングとしては、小説で収入を得る見込みが立って、それが本業を圧迫し始めた時がいいのではないでしょうか。
本業がどのくらい勤めている仕事かにもよりますが、色々な仕事を経験するのも執筆作業にプラスになりますし、本気度が高いならアルバイトをしながらの兼業作家というのもバランスがいいかもしれません。
fa-arrow-circle-right【小説ブログの書き方】副収入からアクセス数稼ぎまで
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執筆時間のある仕事に転職
執筆時間が欲しくて退職してしまうパターンもあるかと思いますが、時間のある仕事に転職というのもマイルドな方法です。
アルバイトをしながら作家を目指すというのも、生活費を作りながら創作時間を確保できるという兼業作家定番の方法のひとつでしょう。
【おすすめの転職アルバイトサイト】
上記のような定番の転職アルバイトサイトから選ぶのもいいですが、最近ではお祝い金を貰えるアルバイト求人サイトがおすすめです。
お祝い金システムを採用しているおすすめのアルバイトサイトをご紹介しておきますのでご参考ください。
【お祝い金が貰えるアルバイトサイト】
・ジョブセンス運営
⇒採用祝い金がもらえるアルバイト情報サイト【マッハバイト】
お祝い金の仕組みとしては、求人側が一定の掲載料金を払うのではなく、採用時にだけ報酬を支払う成果報酬型なので、これまでの無駄な掲載コストを働く側に還元してもらえるというシステムです。
採用成果が無くても掲載するだけで取られていた無駄な掲載料金が無くなったことによって、採用時のみの成果報酬型+お祝い金という求人形態が生まれました。
- 従来の求人:一定の掲載料金で、応募が無くても無駄なコスト
- お祝い金求人システム:採用時のみの掲載料金で、浮いた求人コストを労働者に還元
新進の求人ベンチャー企業が上場しているのは、このお祝い金システムが非常に優れているからなんですね。
働く側は遠慮せずにお祝い金をい貰っておきましょう。数万円という額にもなることがあるので貰わなきゃ損です。
クレジットカードは転職前に
クレジットカードを作るには安定的な収入と信頼度が重要となります。転職をするつもりなら、先にクレジットカードを作っておきましょう。
ご存知かとは思いますが、クレジットカードは非常に役立つので複数枚持っていても損はありません。
【クレジットカードのメリット】
- インターネットでの支払い
- 買い物でのポイント還元
- 経費が把握しやすい
- 財布が小銭で嵩張らない
- 盗難補償あり
- 支払いを先延ばしできる
- お金の借り入れも
どれもおなじみのメリットですが、インターネットの支払いに利用できるというのが大きいですね。
クレジットカードが無ければ、インターネットの利便性は半減すると言っても過言ではないでしょう。
クレジットカードは、転職後に作れなくなってから後悔するというのも定番ですので、作れるうちに作っておくのがおすすめです。
【年会費無料のおすすめクレジットカード】
まとめ
兼業作家の仕事と副業についてでした。
作家を副業とするのか、副業をしながら作家を目指すのかはそれぞれですが、多くの方は作家を目指しているはずです。
それまではどうお金と時間を作り出すのかというのがポイントですね。
効率のいい副業をしながら、たくさんの執筆時間を作り出していきましょう。
ここまでで紹介したサービスもまとめておきますのでご参考ください。
【クラウドソーシング】
【おすすめの転職アルバイトサイト】
【お祝い金が貰えるアルバイトサイト】
【年会費無料のおすすめクレジットカード】
・兼業作家はお金と時間がポイント
・効率のいい副業を
・専業になるには書籍化が安定してから