ネット小説投稿サイトは無料で使える?

ネット小説サイトにお世話になっているライトノベル好きの方も多いですよね。

無料で小説投稿ができるうえに、その小説達も無料で読み放題というのですから、活字中毒にとっては堪りません。

ですが、運営会社側は無料でどうやって利益を出しているんだ。怪しくないのか。本当は有料でいつか課金請求されるんじゃないか。といった疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

小説サイトは無料で使えて便利だけど大丈夫なのかなあ?

うん。基本的には無料で使い放題だよ。遠慮なく読み書きしてオッケー

運営側はそれで儲かってるの?

もちろん。ユーザーが多いほど広告収入が入るからどんどん使ってほしいくらいだと思うよ。今回はそこをもっと掘り下げて見てみましょうか

目次

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ネット小説投稿サイトは無料で使い放題

ネット小説投稿サイト

小説家になろう、カクヨム、アルファポリス等々、ネット小説投稿サイトは数多くありますが、そのどれもが無料で使い放題となっています。

一部有料設定ができるサイトもありますが、基本的には無料で書き読み放題と言っていいでしょう。

ユーザー側としては、作家としても読者としても遠慮せずに使い倒すべきです。と言ってもサーバー攻撃などの嫌がらせはダメですよ。絶対。

メールアドレスさえあれば、すぐにユーザー登録が可能で、無料で書き読み放題です。まだ使っていない小説ファンの方はぜひネット小説サイトを使ってみてください。
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無料で小説サイトが使えるのは広告費収入があるから

ネット小説投稿サイト側も慈善事業ではないので、サイト運営をするにあたっての収入を見込んでいます。

その多くは広告収入で、コンテンツマッチ型の自動広告や、書籍宣伝などの紹介枠が運営利益となっているはずです。

おそらくはPVの20~30%ほどの広告収入は確保できていると思われ、小説家になろう累計ランキング上位作品だと億単位のPVを稼いでいますから、この一作品だけでも数千万円の広告収入が予想されます。

ここに加えて、出版社側からのコラボ企画等でも売上が見込めるのかもしれませんし、ここから経費を差し引くとかなりの利益率となっているのではないでしょうか。

ライトノベルのアニメ化が進んでいることによって、ライトノベル業界が注目され、どんどんとネット小説投稿サイトが増えている背景もこの利益率にあるのでしょう。

サイト運営の経費はサーバー代と人件費が大半なので、これを収入から差し引くだけの非常にシンプルな経営形態となっているはずです。

出版社母体サイトだと作家発掘も目的

出版社

「小説家になろう」や「アルファポリス」だと広告収入がメインとなっているはずですが、KADOKAWA系列運営の「カクヨム」だと広告は今のところ見当たりません。

これは、出版社母体ということで、作家発掘という意味合いが強いのでしょう。

読者と作家の場を提供することで、これから様々な展開もできるはずですし、目先の広告収入よりも先を見据えている印象です。

広告収入を得て、さらに魅力的な運営や、コンテストの開催をしてくれてもいいのかなとも感じますが、それは素人意見なのかもしれません。

まあ、ユーザーにとっては広告が無い分だけ使いやすいのでいいことなんですけどね。カクヨムも新進の小説投稿サイトとしてはかなり将来性を感じるので、どんどんと無料で使い倒しちゃいましょう。

個人的には、小説家になろうの覇権を奪うとすればカクヨムかなと感じます。と言っても、両サイト共に素晴らしい小説サイトなので良い競争をしてもらいたいものですね。

今後も小説投稿サイトは無料で使い続けられる?

現在は無料で使い放題だとしても、今後が心配になる面もあるかもしれません。便利なほどにそう思ってしまうのもしょうがない点ですよね。

ただ、おそらくは小説投稿サイトは無料で使い続けられる可能性が高いでしょう。

他のサイトが無料で使い続けられる限り、有料化をしたサイトほど置いていかれるのは確実で、仮に広告収入が減って運営が厳しくなってきたとしてもユーザーから料金を徴収する方向にはいかないはずです。

商業作品のみ有料設定はあるかもしれませんが、ユーザーが投稿した作品は無料で公開という流れは止まらないでしょう。

むしろ作家還元システムが流行るかも?

ライトノベル小説作家

これまでは作家が無償で小説を投稿し、そのPVで小説投稿サイト側が広告収入を得て、作家側への還元は無いというのが一般的でした。

作家が収入を得るなら、書籍化によって印税を得るという形式ですね。

ただ、ライトノベル作家の現状は厳しいものがあり、ほとんどの作家は会社員以下の収入しか得られない状況です(当たれば大きいのですが)。

こういった状況が続くと作家離れが起きる可能性もあり、作家の収入を底上げするために利益還元というwin-winのシステムも採用されるかもしれません(希望)。

PVの5%でも還元してもらえれば、作家側としてのモチベーションが上がるだけではなく、執筆作業にさける時間も増え、サイト側と作家側の相互利益が生まれるサイクルともなるはずです。

まあ、そこには様々な問題と運営リスクも発生するので、簡単にはいかないとも思うんですけどね。技術的には難しくはないので、将来的には期待したいところです。

投げ銭システムが普及するかも?

PVに対しての利益還元システムも魅力的ですが、個人的に注目しているのが投げ銭システムで、読者が作家に対してサイト内のポイントをプレゼントできるというものです。

作家はそのポイントを換金でき、収入の底上げに繋げられるというわけですね。

読者側は、読書をするとポイントを得られるという流れだと、作家・読者・運営の三者利益に繋がるでしょう。

読者が読書(PVに貢献でポイント獲得)

作家が投稿(読者からのポイント付与で換金)という流れですね。運営側は、PVとポイント比率を調整すればいいだけで、サイトが活発になるメリットがあります。

実際にこれを採用しているのが「マグネット!」という2018年に誕生したばかりの小説投稿サイトで、個人的には非常に期待しているサイトのひとつです。

読者ランキングというものあり、読者側にも盛り上がりが期待できるという魅力的なサイトとなっていますので、ご興味がありましたらぜひ一度チェックしてみてください。

こういった読者と作家に還元してくれる小説投稿サイトが流行ってくれると、他のサイトにもそれが普及する可能性もあるので、ぜひ頑張ってほしいものと思います。

小説作家は時間さえあれば、もっとたくさんの名作を生み出せる可能性を秘めているはずです。

まとめ

小説投稿サイトは無料で使い放題なので、読者も作家も遠慮せずにどんどんと読み書きしていきましょう。

まあ、ネットのサイトは無料で使えるというのが当たり前ともなっているんですけどね。

小説投稿サイトのはっきりとした利益率は見えてきませんが、個人的には厳しい経営には見えないので、余裕のある範囲で作家還元システムがあってもいいのかなとも感じます。

新進の小説サイトが流行るにはそこが重要になってくるかもしれませんね。

ではでは、少し話がずれてきた気もしますが、無料で使える小説サイトに感謝して、たくさんの小説を読み書きしていきましょう。

デメリットはありません。無料で小説サイトを使い倒しちゃいましょう
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