
小説を書いているのにブログを書かないのは損をしています。小説投稿サイトだけではなく、自前のブログで小説を書いて収入の柱を増やしましょう。
小説投稿サイトとどちらを使うか迷ってしまうかもしれませんが、小説ブログとの併用でも重複投稿でも問題ありません。
副収入を確保しておけば、心の余裕だけではなく執筆時間の確保もしやすくなります。ブログでお金を稼ぎながら作家への導線を増やしていきましょう。
小説ブログってどんなのがあるの?という方はこちらもご参考ください。
参考ブログ村小説ブログランキング
目次
小説ブログとは?
小説ブログとは読んでそのまま「小説を載せているブログ」です。もちろんライトノベルでも構いません。
- 小説を載せるブログ
- 小説以外にお役立ち記事も載せてオッケー
- お役立ち記事から小説へのアクセス流入
- 小説投稿サイトと併用可
- もちろん収入の柱にも
ブログというとお役立ち記事や体験記事というのが一般的ですが、その記事にオリジナルの小説を書いていく形となります。
ブログ一話の制限文字数もないので、短編でも連載でも問題ありません。
ブログ小説の作り方としては、一記事に一話を書いて、目次を作ってあげるだけです。これだけでもう立派なブログ小説ができあがっちゃうんですね。
ここに広告を貼ったりするだけで収益も確保できますし、何も難しいことはありません。ライトノベルを書いているのなら、やらなきゃ損と言ってもいいぐらいです。
どちらも数十分ほどで始められますし、ブログ小説を始めるハードルは非常に低いです。
小説ブログのメリット
小説ブログを書くからにはメリットありきですよね。
【小説ブログのメリット】
- 広告収入が得られる
- 記事(話)単位でコメントが貰える
- 規約にこだわらず様々な内容が書ける
- 小説投稿サイトの流行りに関係ない
- 作品の保存を外部小説サイトに頼らない
- 小説投稿サイトとの併用もできる
- 小説以外も書ける
- 文章力が上がる
- サイト運営スキルが身に付く
ざっと挙げるだけでもこれだけのメリットがあります。
特に大きなメリットは広告収入を得られることですよね。副収入を得られることは作家業のプラスとなることは間違いありません。
自分のブログが育つことはネット上の資産を持つことになりますし、書籍紹介やライトノベル感想を書くこともできます。(ライトノベルや本の紹介はかなりのアクセス数を稼げるので、そこからあなたの小説への導線とするのもおすすめです)
サイト運営スキルが身に付くことによって、小説ブログ以外にも様々なネット展開をすることができますし、これはネット時代において強力なスキルとなることでしょう。
小説ブログのデメリット
逆に、小説ブログのデメリットも考えてみましょう。
- アクセスの立ち上がりが鈍い
- 人気化が遅い
- 書籍化が遅い
- 小説投稿サイト機能が使えない(自動一字下げ等)
デメリットとしては、小説投稿サイトを使っている読者層に読んでもらいにくいことです。
小説投稿サイトが最初からお客のいるショッピングモールだとすると、小説ブログは個人店なので、いかにして自分のお店に足を運んでもらうかが重要となりますね。
そして、このデメリットを解消する方法が小説投稿サイトと自前ブログでの同時掲載で、なにもどちらかだけではなく両方使っちゃえばいいんです。
小説家になろうやカクヨム等の小説投稿サイトに掲載して、そこにブログへのリンクを貼って「こちらでも掲載しています」と記載すれば作品への導線ともなって一石二鳥です。
「小説投稿サイトでアクセスを稼ぎながらブログを育てる」これをやらなきゃ損というぐらいにおすすめの方法です。
fa-arrow-circle-rightWEB小説投稿サイトおすすめ7選比較
ブログ小説の書き方
ブログ小説の書き方についてですが、これは何も難しいことはありません。
一記事に一話を書いて、目次ページを作ってあげるだけです。
タイトル:勇者と魔王
あらすじ:大陸に魔王が現れて早百年、勇者の誕生によって~~~
-1章 始まり-
1話 出会い
2話 衝突
3話 逃亡
4話 覚醒
-2章 出陣-
1話 戦い
2話 苦境
このように、タイトル・あらすじ・話数一覧を作って、それぞれのページにリンクを貼れば目次の完成です。
ページごとに次話や目次ページへのリンクも貼って、ユーザーの使い勝手も上げていきましょう。
複数の小説を書いているのなら、それもトップページかサイドバーにリンクを貼って見やすく一覧としてください。
ブログ小説でのルビの降り方
ブログ小説を書くうえで困る点はルビ振りですが、これも簡単に解決できます。
HTMLで以下のように打ってください。
これで「単語」に「フリガナ」をルビとして振れます。
単語
こんな感じですね。ルビも簡単に振れるので心配ご無用です。
小説ブログのアクセスアップ方法
せっかく書いた小説ブログも見てもらわなければ意味がありません。
ブログへの導線としては、外部サイト(小説投稿サイトやSNS)からか、Google検索からの流入となります。
【外部サイトから流入】
- 投稿作品からのリンク
- 作者ページからのリンク
- ランキングサイトへの登録
- SNSとの連動
【Google検索から流入】
- 需要のある記事を書く
- 定期的な更新
- 内部SEO
主にこのようなブログへの誘導方法となります。
まずは、小説家になろうやカクヨムで同時掲載している作品があれば、そこからリンクを貼りましょう。
「小説ブログのすすめ」なんていう短編小説を書いて、そこにブログURLを載せるのもアクセスアップに繋がりそうです。
また、作者マイページにサイトURLを書く欄があるので、ここにブログのURLを載せてください。
ランキングサイトへの登録もおすすめで、アルファポリスやツギクル等の外部サイトからの登録も受け付けているランキングサイトにブログを登録しましょう。
ここから書籍化依頼が来ることもあるはずです。
fa-arrow-circle-rightアルファポリス
fa-arrow-circle-rightツギクル
登録するべき外部サイトとしては、ブログ村の小説ブログランキングもおすすめです。
fa-arrow-circle-rightブログ村小説ブログランキング
Googleからの流入
あとはGoogle検索対策(SEOというやつです)ですが、無名小説の名前では誰も検索しないので、一般需要のある記事を書いて作品に誘導するのがおすすめです。
例えば、ライトノベルや漫画やアニメなんかの感想を書くとかなりのアクセスが見込めます。
この時にその本の紹介までしておくと、広告収入も入るというわけで一石二鳥となるんですね。
定期的な更新(毎日更新が理想、最低でも週1で)も大事で、内部SEO(関連する記事同士にリンクを貼る)もできるだけ意識してサイトを作っていきましょう。
小説ブログの始め方
小説ブログは簡単に始められて、メリットも大きいとわかったところで、問題はそのブログ小説の始め方ですよね。
選択肢としては、アメブロやライブドアブログ等の無料ブログを借りるか、自前でサーバーを借りるかとなります。
ただ、無料ブログというのは広告制限が大きいですし、将来的な自分の資産にもならないのでおすすめしません。それなら従来のように小説投稿サイトだけを使っている方がいいでしょう。
広告収入を得て、サイト運営スキルも養うためには、自前でサーバーを借りるという選択肢になります。
サーバーを借りてドメインを取る
ブログを始める流れとしては以下のような感じです。
【ブログを始める流れ】
- サーバーを借りる
- ドメインを取る
- WordPressをインストールする
- ブログを書く
シンプルな流れで特に難しいことはありません。
ドメインやWordPressもレンタルサーバー会社でそのまま進められるので、30分もあればブログを始められるはずです。
WordPress:ブログ(サイト)を作るためのCMSというシステム。シェア率No.1で、ブログをするならWordPress一択です。
おすすめのサーバーは?
まずはサーバーを借りましょう。
おすすめのサーバーは、多くの方に使われていて私自身も使っているwpXサーバーかエックスサーバーです。
色々と比較して使ってみましたが、やはりこの2つから選んで間違いありません。
どちらも同じ会社がリリースしているサーバーですが、wpXサーバーはWordPress専用サーバーとなっているのが違いです。この2つを少し比較してみましょう。
エックスサーバー (X10プラン) |
wpXサーバー (プラン選択無し) |
|
---|---|---|
月額費用 | 1080円 (1年契約) |
1080円 (1年契約) |
設置可能ドメイン | 無制限 | 10個 |
メールアカウント | 無制限 | 無制限 |
ディスク容量 | 200GB | 30GB |
MySQL容量 | 1GB (×50個) |
1GB (1ドメインにつき) |
転送量目安 | 70GB/日 | 50GB/日 |
独自SSL | 無料 | 無料 |
自動バックアップ | 過去14日間 | 過去14日間 |
簡単インストール | WordPress EC-CUBE XOOPS Cube PukiWiki |
WordPress |
サイト構成 | 不問 | WordPress |
特徴 | 各プログラム言語に対応 ドメイン無制限 |
WordPress専用 ドメインは10個まで 高速仕様 |
(比較のために最低プランで表記しています。サービス内容は変更される可能性もあるので、詳細はリンク先のサーバー性能をご確認ください)
大きな違いとしては、wpXサーバーはWordPress専用で、10個までしかブログを持てない代わりに高速仕様にカスタマイズされている点です。
WordPress以外を使うことも10個以上のブログを持つこともほとんどないでしょうから、ブログ初心者さんにはwpXサーバーがおすすめという結論になります。
fa-arrow-circle-rightwpxサーバーでのドメイン取得からWordPressインストールまでの流れ【画像付き】
小説ブログで収入を得る
小説ブログを書く目的のひとつが副収入を得ることですよね。
ネット広告を貼るとがめついように思われるかもしれませんがそんなことはありません。
役立つものを紹介すればむしろ喜んでもらえるので、ブロガーさんはみなさん積極的に商品を紹介しています。
小説ブログなら本(実用書・小説・漫画・ライトノベル等)の紹介が自然ですし、アニメ動画との相性も良さそうですね。
【おすすめのネット広告】
- Googleアドセンス:自動広告
- Amazon:本や各種商品の紹介
- もしもアフィリエイト:Amazonとの提携
- A8.net:各種ジャンルを取り揃えるネット広告大手
バリューコマース:電子書籍に強い
小説ブログが使うべきネット広告としてはこのような感じがおすすめになります。
どれもおなじみのネット広告ですので、ブログで収益を上げるのならぜひチェックしておいてください。
どのくらいのブログ収入を得られるの?
どのくらいのブログ収入を得られるかというのは重要なポイントですよね。
【ブログ収入のポイント】
- 頑張れば月100万円も夢じゃない
- 基本的には右肩上がり
- 需要のあるお役立ち記事を書こう
ブログ収入もピンキリという面が強く、多ければ月に100万円以上も夢ではありませんし、的外れな記事を書いていると何も成果が得られないというケースもままあります。
的外れなことというのは、需要の無いことを書き続けることで、例えば「今日のごはん」を載せても誰も興味を持ってくれないことでしょう。
「今日のごはん」ではなく「一人暮らしにおすすめの節約ごはん」なら検索需要があるので、似たような内容でも誰かの役に立つことを意識して記事を書いてみてください。
その質が高いほどGoogle検索結果で上位表示され、たくさんのアクセスが見込めます。
広告収入の目安としては、PVの20%~30%辺りが平均として挙げられる数字ですが、うまく本や商品の紹介をすることでPVの倍といった収益を叩き出すことも可能です。
しかも、基本的にはアクセスも収入も右肩上がりに上がっていきます。
そして、そこからあなたの小説へのリンクを貼れば、作品へのアクセスも増えて一石二鳥ですよね。
ブログ自体に力が付いてくれば、放っておいても何万PVが稼げるようになりますし、作品へのアクセスも小説サイトに投稿する以上の効果が見込めるようになることでしょう。書籍化への道も遠くありません。
ブログを育てて収入を得つつ、そこにオリジナル小説も絡めて、様々な収入の柱を立てていきましょう。
小説ブログは本とアニメ動画紹介が激アツ
小説ブログで収入を得るために、本とアニメの紹介が激アツです。
【本とアニメ紹介での収入激増ポイント】
- 本とアニメの感想を書く
- Amazonの本を紹介
- アニメ動画を配信中サイトを紹介
- アクセス&収入アップ
- アクセスを自小説へも流せる
本は小説やライトノベルや漫画ですね。アニメと合わせてめちゃくちゃ需要のあるジャンルなので、かなりのアクセスと収益が見込めます。
具体的には、本とアニメの感想を書きつつ、Amazonの本と動画配信サイトのアニメ動画を紹介してください。
アニメ動画は、Amazonプライムビデオ、dアニメストア、U-NEXTなんでもいいです。紹介したアニメを配信している動画サイトを紹介しましょう。
【アニメに強い動画配信サイト】
AmazonプライムビデオはAmazon本家かもしもアフィリエイト、dアニメストアとU-NEXTはA8.netで提携できるので、これらのネット広告はぜひ押さえておいてください。
(流れの例:A8netに登録⇒U-NEXTと提携⇒アニメ動画を紹介)
【本とアニメ紹介におすすめのASP】
- Amazon:本とアニメ動画の紹介
- もしもアフィリエイト:Amazonとの提携
- A8.net:dアニメストアとU-NEXT
ブログ小説の書籍化は?
ブログで収入を得ることも重要ですが、作家を目指すからには書籍化も忘れてはいけませんよね。
【ブログ小説書籍化のポイント】
- 小説投稿サイトと併用
- リンクでアクセスを流してランキングブースト
- ブログ運営で信頼性もアップ
小説を書籍化するためには出版社の目に止まることが必要ですが、これは小説投稿サイトとの併用ブーストを使いましょう。
ブログが育てば、ブログ側から小説サイトに投稿している作品にアクセスを流すこともできます。
これで常にブースト状態ともなり、出版社に見つけてもらえる可能性が上がることも間違いなしですよね。
さらには、ブログを運営しているということで作者の信頼性も増して、書籍化へのハードルは下がることでしょう。
「小説ブログを育てつつ、小説投稿サイトを併用する」ということはネット時代の作家にとって大きな優位性を確保できます。
と言っても、多くの人が始めてしまうと優位性も無くなってしまうんですけどね。今ならまだチャンスはごろごろと転がっている状態なので、ぜひ小説ブログを運用してみてください。
⇒ライトノベルおすすめ新人賞&大賞
小説ブログの書き方と収入についてまとめ
ブログでの小説やライトノベルの書き方についてでした。
ネットからの書籍化の流れが進んでいることから、小説ブログを始めることによるメリットは非常に大きく、小説家を目指す人にとってブログを書かないことは損をしていると言ってもぐらいです。
「サーバーを借りてブログで小説を書く」というだけなので、何も難しいことはありません。
小説投稿サイトと併用して書籍化を目指しつつ、ブログで収入の柱を増やしていきましょう。
ここまでに紹介したサービスもまとめておきますので合わせてご参考ください。
【ブログのアクセスアップ】
【おすすめのネット広告】
- Googleアドセンス:自動広告
- Amazon:本や各種商品の紹介
- もしもアフィリエイト:Amazonとの提携
- A8.net:業界大手で幅広い広告主
バリューコマース:電子書籍サイトの充実
・小説ブログのメリット大。特に収入面
・始めるためにはサーバーを借りる
・小説投稿サイトとの併用で相互利益
小説投稿サイトに頼るだけじゃなく、併用してブログ小説の効果を高めていこう。サイト運営スキルが身に付けば色々なネット展開もできるし収入の柱を増やしていくのもおすすめ