
小説を書く際にはルビを振るケースが多々です。
もちろん、小説家になろうにもルビ振り機能があるので困ることはありません。
基本的には、()や《》(二十鍵括弧)で囲むだけですが、数パターンのルビの振り方もあるのでぜひ使いこなしてみてください。
目次
ルビとは?
ルビとは、漢字などに読み仮名を振ったものです。
振り仮名。好きな文字が読み仮名として書けます。
こういった感じですね。
読みの難しい漢字や、独特の固有名詞がある場合に使用し、小説では多々用いられます。
ちなみに注意点や強調として使う場合は傍点を使います。
振り仮名
こんな感じですね。
使い方も特に難しいことはありませんから順々に見てみましょう。
小説家になろうでのルビの振り方
小説家になろうだけでのルビの振り方の基本は、《》と()で漢字に読み仮名を振っていきます。
ルビを振れる条件としては、《》と( ) の前が漢字で《》と ( ) の中がカタカナまたはひらがなの時です。
【小説家になろうでのルビの振り方】
- 直前の漢字に対してひらがなとカタカナが有効
- 《》内にフリガナ
- ()内にフリガナ
- |で部分指定
- ルビ振り補助機能を使う
例えば、小説にライトノベルというルビを振りたいなら、小説《ライトノベル》や小説(ライトノベル)で小説となります。
《》や()は直前の連続した漢字に対して有効なので、ひらがなが入るとそこで自動的に区切ることになり、「楽しい小説《ライトノベル》」とした場合は、「楽しい小説」となってしまいます。
「楽しい小説」全体に「ライトノベル」を振る場合は「|楽しい小説《ライトノベル》」というように|で範囲を指定してください。「楽しい小説」となります。
逆に、「説」の部分にだけルビを振りたいなら、「楽しい小|説《ライトノベル》」とすれば「楽しい小説」とすることもできます。
この|での範囲指定を使っていくと様々な応用ができるので、色々と試してみてください。

小説家になろう公式サイトでも詳しく説明されているのでこちらも合わせてご参考ください。
小説家になろうルビの振り方
小説家になろう入力補助でのルビ振り機能
小説家になろうでは、入力補助機能としてルビ振り機能が付いています。(他には一括変換や自動一字下げ機能があります)
新規小説作成か執筆中小説を選択すると、入力補助アイコンが表示されるので、その中の「ルビ」アイコンをクリックしてください。
これでルビを振る文字とルビの入力ポップアップが表示されます。
それぞれを入力して「ルビの挿入」を押すだけで、ルビが振った状態の文字が入力されます。
ちなみに、横の「傍点」アイコンでは「・・・」が振れるのでこちらも合わせてご使用ください。
小説家になろうルビ振りの注意点
では続いて、小説家になろうでのルビ振りの注意点もまとめておきましょう。
ここは覚えておかないとルビ振りに失敗してしまうポイントとなってしまいます。
【小説家になろうルビ注意点】
- 記号は基本NG
- ルビ部分は10文字以内
- タイトルとサブタイトルには使えない
注意点としてはこのような感じです。
記号を使うと、「小説《ライトノベル!》」のようにそのままの表示になってしまいます。
ただ、「|小説《ライトノベル!》」のように|で指定してあげると「小説」のように記号もルビに振ることができます。
ルビの文字数
ルビの文字数としては10文字までと公式説明されていますが、実際にはルビは振る方は20文字まで、振られる方は10文字までという仕様です。
もし20文字以上をルビとしては振りたい場合には、2か所に分けてルビを振ってください。
↓
「超絶小説家」
このように応用できます。
逆に、ルビを振られる方が10文字を超えている場合も似たような感じで分割をして使います。
「俺達の作家人生はまだまだこれからだ」にライトノベルロードと振るためには、「|俺達の作家人生は《ライトノベル》|まだまだこれからだ《ロード》」のようにしてください。
この場合は、「俺達の作家人生はまだまだこれからだ」と少し不格好になってしまいましたが、区切り部分を変えれば対応もできます。
↓
「俺達の作家人生はまだまだこれからだ」
この方が見映えがいいですね。
若干手動での調整にはなりますが、ルビを振る文字数が多くなるなら分割で対応と覚えてください。
()をそのまま使いたい場合は?
()というのはルビ振りだけではなく、補足的やネタ的にそのまま使いたい場合もありますよね。
「ラノベ作家を目指す俺(ぼうよみ)」と書くと、「ラノベ作家を目指す俺」となってしまいます。
この場合は、「ラノベ作家を目指す俺|(ぼうよみ)」という感じで最後に|を付けてあげてください。これでそのまま「ラノベ作家を目指す俺(ぼうよみ)」と表示されます。
表示方法に困ったら、|を使うと覚えておけば様々なケースに対応できるので、ぜひルビ振りを使いこなしてみてください。
タイトルとサブタイトルには使えない
小説家になろうでのルビは、小説本文、前書き、後書きにしか使えません。
タイトルとサブタイトルとあらすじには、ルビが使えない点を注意しておきましょう。(今後仕様が変わるかもしれませんが)
タイトルとサブタイトルとあらすじに難しい漢字を使用したくなる場合もありますが、その場合は()で後ろに読みを付けるかしかありません。
ルビはどのくらい使うべき?
ルビをどのくらい使うのが適正かも少し気になる点かもしれませんね。
これは個人差もある部分ですが、できるだけルビを使わなくてもわかる文章にするというのがおすすめです。
あえて難しい漢字を使ってルビを振るくらいなら、わかりやすい表現で読みやすい方を選ぶ方がユーザーライクな気がします。
かと言って全く使わないわけにもいきませんし、「呟く(つぶやく)」「翻す(ひるがえす)」のように読める人と読めない人が微妙なラインもあるでしょう。
まあ、迷ったらルビを振る方が確実でもあるので、ちょっと難しい読みならルビを振って、できるだけ難しい漢字は使わないというのがおすすめのラインです。
ルビだらけでもうっとおしいと感じてしまうので、読者のことを考慮して適切にルビを使ってみてください。
小説家になろうルビ振りまとめ
小説家になろうでのルビの振り方でした。
【小説家になろうでのルビの振り方】
- 直前の漢字に対して振り仮名
- 《》か()内に振り仮名
- |で部分指定
- 簡単ルビ振り機能も
まとめるとこのような感じですね。
《》か()を使って、|で範囲指定をするという基本を応用していきましょう。
若干の注意点としては、他のサイトではルビ振り仕様が異なる場合もあるので、コピペで同時投稿する場合は注意してください。
例えば、現在のカクヨムでは「《》」や「|《》」は使えますが「()」括りは使えないようです。
この辺りのルビ仕様は小説家になろう側も変わる可能性もありますし、できるだけスタンダードなルビ振りをしていく方がいいかもしれませんね。
小説家になろう公式サイトでも詳しく説明されているのでこちらも合わせてご参考ください。
小説家になろうルビの振り方
・《》と()を使って振り仮名
・|で範囲指定
・注意点も覚えて使っていこう