ライトノベル小説で実在する名前を使ってもいい?

ライトノベルだけに限りませんが、小説や漫画などの創作物で実在する名前を使っていいかどうかという疑問点も出てくるでしょう。

結論から言うと、使わない方が無難なのですが、ライトノベル(特にWEB小説)だと意外にもこの固有名詞が使われている印象があります。

最悪は名誉棄損までにもなってしまうので、この辺りの問題を少し掘り下げて考えてみましょう。

目次

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ライトノベル小説で実在する名前を使っていいかどうか

ライトノベルや小説を書く際に、現実世界を舞台とすると、実在する名前(人名・グループ名・企業名・商品名)を使うと描写が簡単なケースも多々あります。

例えば、「その時聞いていた音楽は○○の△△という曲だった」と書くだけで、趣味や心情を簡単に描写することもできるでしょう。

ハンバーガーショップが出てくる際に「マクドナルド」という単語を使えれば一発で描写が完了しますし、実在する名前を使うことができるメリットは大きいです。

ただ、これは悪い方に転べば名誉棄損ともなってしまうケースがあるので、使わない方が無難というのが落としどころです。

使ってはダメではなく、使わない方が無難という曖昧さですが、これは使われる側の視点から考えるとしょうがないところでもあります。
どうしても使わなければならない必然性がないのなら、別の表現方法を使いましょう。

伏せ時よりも一字替えがおすすめ

伏せ字

「マクドナルド」では問題がありそうだから「マク〇ナルド」という書き方もありますが、これは安っぽく見えるので一字だけ変える方がおすすめです。

例えば「マクドワルド」ならオリジナルのショップ名になりますし、ハンバーガーショップとすればそれだけでなんとなくのイメージが伝わりますよね。こういった描写は比較的よく使われます。

他には「全国的な某ハンバーガーチェーン店」でもいいですし、実名や伏字を使うぐらいなら他の描写方法を取る方がいいでしょう。

コラボによって名前を使えるように?

これはまだ先の話かもしれませんが、個人的には物語と商標のコラボの時代はやってくると思っています。

作品中に商品名を出してもらうだけで、確実に知名度は上がりますし、おかしな使われ方さえしなければ商品や企業にとってマイナスはほとんどありません。むしろ絶大な広告効果です。

ただ、これは信頼ありきです。どこの誰ともわからない人にどういう使われ方をするかわからない状態だと、相手側もオッケーを出せません。

コラボというwin-winな広告戦略は、これからの時代で主流になって行くものと思いますが、これは信頼できる有名作家や大手企業だけに許されたものとなるでしょう。

スマホゲームでのコラボ戦略はかなり一般的で、お互いの客層を流すというメリットで積極的に行われています。これは漫画界にも波及していて、商品を漫画内に登場させたり、あえてその商品をメインに取り扱う回を作ったりもされるほどとなっています。

まとめ

ライトノベル小説で実在する名前は使わずに、一字替えでオリジナルかつイメージしやすい名称を作り出してみてください。

実名を使って名誉棄損のリスクを抱えるというのは、メリットに対してデメリットが大きいです。

伏せ字でギャグ的に使うのもいいですが、それは18禁用語に使用するのが適切なケースが多いので、やはり一字替えが無難でしょう。

細かい点かもしれませんが、この辺りも意識して小説を書いてみてください。

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